Batasan Blog

人類みな五十歩百歩

クラウドパソコンでAudacity

パソコンとは別の趣味として、いろんなものから音だけ取り出して聞くという趣味をもっているのだが、あまり他の人がやっているのを聞いたことがない(笑)マイナーな趣味である。しかし人は映像と音声を同時に脳で処理しているようで、実は映像情報にかなり偏って処理している(と脳科学者の人が言ってた気がする)そうなので、普段見慣れた映像を音声だけ取り出して聞いてみると今まで全然気づかなかった音が聞こえてきて、違った世界が”見えて”くるという体験ができると思う(たぶん)。
個人向けクラウド利用をクラウドパソコンと勝手に命名してAWS Workspacesで遊んでいるのだが、そこでAudacityを使ってみる。AudacityではLinuxでもWindowsでも使える洗練された音声編集アプリなので、AWS Workspacesにも簡単にインストールできる。ついでにAudacityと相性のいいpavucontrolもインストールしておく。RedHat系なのでこんなかんじ。

$ sudo yum install audacity pavucontrol

Audacityを起動して録音を開始した状態で(一時停止でも良い)、pavucontrolを起動して録音タブでAudacityのインプットをそれぞれの環境に適したものに変更するだけ。もちろん高い精度や音質で聞きたい人には少し物足りないかもしれないが、私の趣味レベルでは十分である。パソコンの音をすべて拾うので、OSのエラー音なども録音されてしまうが、クラウドパソコンなので、物理パソコン側のアプリは閉じて放置しておいてもせっせと録音を続けてくれる(笑)。
またクラウドパソコンの最大のメリットの1つと思っているのだが、クラウドパソコンは物理的にはどこかのデータセンターにあって、録音したい音源とのネットワーク的距離は自宅より近くて品質が良い場合が多い。昨今おうちネットワークもだいぶ品質が良くなったとはいえ、週末などは動画視聴などしているといわゆるぐるぐるがでて一時止まってしまうこともままあるのだが、クラウドパソコンでそれはまだ経験していない。かなり品質が良い印象である(もちろん状況と環境によるが)。ただし前にも少し書いたのだが、この方法はやろうと思えば今流行りの各種動画や音楽サービスの録音もできてしまうので、各国の法律、著作権には十分気を付けて払う必要があるのが注意点だ。

Audacity on Cloud Computer